個人塾を開業したいと思ったことはありませんか?
といった悩みはありませんか?
そこでこの記事では、現役で個人塾を19年やっている私が以下のことについて解説していきたいと思います。
- 個人塾の開業に必要なもの
- 個人塾の開業の手続きの方法
- 個人塾の開業の準備の方法
- 個人塾で使用する教材
自宅で塾をやってみたい人は最後まで読んでみてください。
私がこのブログの中で書いているノウハウは、自宅の1室などを使って始める小規模学習塾の始め方になります。
実際に4畳半の部屋からスタートして現在は生徒数は毎年45名程度。
自宅の20畳分のスペースで日々指導に当たっています。
売り上げはだいたい年商1,000万円。
テナントを借りて法人を目指す規模の学習塾の開業ノウハウではありませんのでそのような学習塾を目指したい方は、他のサイトを参考にしてください。
Contents
個人塾開業には資格は必要?
個人塾の開塾には特別な資格は必要ありません。
しかし、あった方がいい資格としては
- 教員免許
- 普通自動車免許
それ以外にも臨床心理士の資格がある塾長なども私の知り合いにはいます。
個人塾の開業資金はどのくらい?
一般的な個人塾(自宅でやる場合)の開業資金は少なくて10万円あれば十分です。
多く費用をかけれるに越したことはないのですが、生徒が集まって経営が安定するまではできるだけ初期投資を抑えるのも塾経営を早く軌道に乗せるポイントです。
参考になるか分かりませんが、私が開業前に揃えたものを紹介しますね。
- 生徒用の机といす(4セット)
- 文具一式(赤ペン2本、ボールペン5本、計算用紙のコピー用紙500枚)
- 使用教材
- 中学生の教科書
- ホワイトボード
- スリッパ
何せ19年も前のことなので記憶があまり残ってなくてすみません。
最初私が塾を始めた部屋は自宅内の一室、できるだけ玄関や庭から近い4畳半の部屋から始めました。
それと自分の席で全部で机は4つだよ!
さらに、準備ができた後で、広告代として2~3万円、看板代として3万5千円ほどかかりました。
広告に2万円とかも最初、生徒がいないときは何のために広告を入れたか分からないほどでした。
私みたいな少ない金額で塾を開業できる方は稀かもしれません。
しかし10万円あれば最低限必要なものは揃います!
始めに自分でビジネスをやるようになって思ったことは何にしても予算の桁が「0」が一つ多いことです。
広告は最低でも2万円、看板も最低でも5万はもっておいて見積もりをした方がいいです。
個人塾を開業したい!何からすればいい?
では、実際に個人塾を開業したいあなたがやることが何でしょうか?
以下のようなことを考えていく必要があります。
- 運営方針を決める
- ターゲットにする学年、学力、エリアを絞る
- 指導形態を決める(個別?少人数?クラス?)
- 1年後に集めたい生徒数と部屋の定員を考える
- 看板など必要経費やランニングコストをもとに授業料の決定
- 生徒募集をする
もし、塾を開業すると決めていて、開業前に具体的な準備の内容が知りたい人は
ベテラン塾長が教える塾開業前に準備すべきものもご覧ください。

運営方針を決める
まず、塾の運営方針を決めましょう。
進学塾?補習塾?総合塾?自立塾?
どの立ち位置で生徒さんをサポートしていくか決めましょう。
ターゲットにする学年、学力、エリアを絞る
次にターゲットにする学年、学力、エリアを絞りましょう。
だいたいは塾の最寄りの小・中学がメインのターゲットになるのではないかと思います。
しっかりどこに学校があるか調べていきましょう。
指導形態を決める(個別?少人数?クラス?)
指導する形態も決めておきます。
最初は生徒が少なく個別指導にならざるを得ないのですが、生徒が増えたときにのちにクラス指導にしていくのか、自立スタイルで見ていくのか決めておかないとどこまで同時に教えていいのかけじめがつきにくくなります。
最初は、個別指導で見るか、自立式で見ていくのが経験上いいと思います。
1年後に集めたい生徒数と部屋の定員を考える
1年後、具体的に集めたい生徒数、または実際の部屋の定員から1日当たりの売り上げ、1か月の売り上げ、1年の売り上げの目標を決めます。
そうすると1か月の営業目標が決まります。
1年後の目標に向けて1回の授業で何人指導するか決めても構いません。
看板など必要経費やランニングコストをもとに授業料の決定
必要経費やランニングコストを計算して、授業料を決定します。
授業料は一度決めるとなかなか変えにくいので慎重に考えましょう。
周りの塾の金額の相場からかけ離れないようにするのもポイントです。
生徒が少ないうちは、近隣の塾より少し値段を高めに設定し、面倒見のよさをアピールする方法がいいですね!
生徒募集をする
ここまで決まったら生徒募集をします。
とにもかくにも最初の0人から1人にするのがとても難しい仕事です。
最初の5人までに半年かそれ以上かかる場合もあるでしょう。
根気よく丁寧に目の前の生徒を教えていれば、広告に頼ることなく口コミによる生徒募集も可能になります。
個人塾が大手と同じ土俵で戦うには、まずはとにもかくにもホームページは必要です。
実際に私が使っているホームページサービスのレビューをしてみた
も併せてご覧ください。

個人塾の開業の手続きはどうするの?
個人事業主として塾を本格的にやる場合、月の売り上げが2万円を超えてきたら税務書に個人事業の開業届出書を提出しましょう。
最初、収入が安定するまでは(具体的には月に2万円稼げるようになってから)提出しなくてもいいです。
個人事業の開業届出書は、税務署に直接行ってもいいですし、国税庁HPからダウンロードすることもできます。
また、アプリを使うと次の年の確定申告の時も手続きが楽になります。
Freeeに登録すると開業届出書も簡単にできますよ!
自宅で開業できる?
自宅で開業できます。
たまにマンションやアパートの一室で開塾を考える人もいるようですが、マンションは大体の物件でNGです。
しかし、管理規約の専有部の用法に制限がなければマンションやアパートでの開塾も可能です。
生徒が少し増えてくると以外と生徒は喉が渇いたといったり薬を飲みたいといったりしてきます。自宅内であまり自宅の洗面台を使って欲しくなかったので、私はウオーターサーバーは開塾して早い段階で導入しました。

個人塾の開業にあたり使用する教材はどうするの?
基本的に何でもOK。
塾用専売教材はコストやクオリティも高いのでおすすめです。
参考までに以下に私が実際に利用させてもらってる業者を上げておきますね。
日本教材出版 | 〒270-0161 千葉県流山市鰭ヶ崎11-7 | https://www.nihonkyouzai.jp/ |
育伸社 | 〒110-0016 東京都台東区台東3-46-9 | https://www.ikushin.co.jp/ |
中央教育研究所 | 〒730-0013 広島県広島市中区八丁堀15番6号 広島ちゅうぎんビル3階 |
http://www.chuoh-kyouiku.com/ |
教育開発出版 | 〒168-0073 東京都杉並区下高井戸1-39-12 |
https://www.kyo-kai.co.jp/ |
この業者以外にも塾用専用教材とネットで検索すればいろいろな会社がヒットしますので電話してみてください。
どこの会社も新しく塾を開いたということを教材の見本を送って欲しいといえば必要な学年や科目の教材を送ってくれます。
一部有料のものもありますが、基本的には無料でもらえることが多いです。
小学生・中学生は塾用専売教材を使用することをお勧めします。
値段か書いていないので塾で設定できる。
教材も売り上げの一部となるのでお勧めです。
高校生の指導をメインにしようと考えている先生は市販教材のほうが質、値段ともに高い印象です。書店やご自身が学生時代に使っていた参考書やワークなどを生徒さんにもすすめてあげてください。
個人塾の開業で一番大変なこと、逆に魅力は何?
個人塾の開業時に一番大変なことはずばり「集客」です。生徒一人獲得するのになかなかこれは難しいんです!たかが一人、されど一人なんですね~!
なので、個人的には家庭教師をさせてもらうお宅を最初は探しておくことをお勧めします!また、それも意外と大変なんですけどね~!
意外と簡単に始められる?個人塾の開業:まとめ
個人塾の開業をしたい人について必要なもの、準備するべきものを説明してきましたがいかがでしたか?
塾の仕事は基本的には夕方から始められますし意外とコストがかからず始められるビジネスです。
好きなことでお金を稼げる素晴らしい仕事ですよ!
もっともっと個人塾長が増えますように~!

